安倍元首相の銃撃事件により逮捕された山上徹也容疑者。
その動機に注目が集まっていますが、背景には母親が統一教会の献金により自己破産していたことなどが絡んでいたようです。
すでに統一教会のトップ・田中富広氏が会見を行い、コメントなどもしていましたが。
統一教会の献金ノルマ、その実態、山上徹也容疑者の母親はいくら払ったのなどについてまとめています。
統一教会の献金により山上徹也の母親が破綻
安倍元首相の銃撃事件から3日たち、その詳細がだんだんと明らかになってきました。
逮捕されたのは山上徹也容疑者41歳。
発泡したあとすぐに現場のSPらに取り押さえられ、現行犯逮捕となったのですが。
注目されたのはその動機
これにより、山上徹也容疑者の事件の背景には、宗教が絡んでいたことがわかります。
そしてこの宗教団体とは、統一教会だったんですね。
- 1998年に山上容疑者の母親が統一教会に入信(山上容疑者18歳)
- 経済難により自宅売却
- 2002年に自己破産(山上容疑者22歳)
山上容疑者の母親は当法人の教会員であり、これまでも1ヶ月に1回程度の頻度で、行事に参加してきた。
引用:yahooニュース
統一教会の献金ノルマや実態とは?山上徹也の母親の払った金額は数百万以上か
そんな統一教会の献金が、今回の事件の動機に関わっていると報道でもでていたのですが、実際にどのくらいの金額だったのでしょうか。
統一教会の献金ノルマはないとのこと
統一教会の献金のノルマについては、田中富広氏はないと回答しています。
ただし、あくまで信者次第ということ。
また、過去には高額の献金があったというところまでは述べています。
しかし実態について調べると、統一教会の献金についてはノルマがあると述べている信者もいるようです。
統一教会の献金の実態とは?
チューリップテレビが富山にすむ信者に話を聞いたところ、ノルマのような献金の厳しさはあったといいます。
その実態についてまとめてみると。
- いくらお金があるのか聞かれる
- お金がない場合は生命保険解約やカードローンなどで用意
- 壺などを購入して10年で1000万円用意
1000万円以上を使った信者のコメントからすると、ノルマという言葉ではないようです。
すでに達成しなければいけない考えになっており、従わざるを得ない状況だったといいます。
統一教会の献金の内訳や種類とは?
統一教会の献金については、様々な種類があります。
月例献金・礼拝献金・無記名献金など。
さらに、実際に信者の方が記載していたブログをみると、信者に課せられていたという献金の金額や内訳がわかります。
単位は万円なので、例えば聖地回復は140万円となります。
聖地回復 140K (2月2日まで納金)
龍神石 80K+30 (2月23日〃 )
大母様サタン分立 40K(3月13日〃 )
大母様 40K(4月24日〃 )
統一教会50周年 50K(5月7日〃 )
祈願祭龍神石 100K(6月1日〃 )
特赦天一国入籍登録85K(8月28日〃 )
7月1日~平和王国創建K 300K
本殿聖地芳名 55K(9月7日〃 )
ヘリコプター
用地獲得 30K(9月17日〃 )
ヘリコプター
工場建設 70K(10月10日〃 )
平和王国基金 115K(11月23日〃 )
40日総決算 70K(1月1日〃 )引用:ようのブログ
総額で1200万円もの献金が事実上のノルマのようになっていたといいます。
また、収入の10分1を所属教会に献金していたようです。
そしてこれらの献金についてはすべて記録されており、それを教会責任者が管理しているようですから。
今回の山上徹也容疑者の母親の献金額についても、記録されている可能性は高そうですね。
山上徹也の母親の支払った献金額とは
山上徹也容疑者の母親が支払った献金額については、統一教会側もメディアも明らかにしていません。
というのも、献金により自宅売却して自己破産しています。
その後デイリー新潮の報道により、山上容疑者の母親が1億円以上も献金していたことがわかっています。
(寄付として家から)持って行かれてしまったのが、1億数千万円はある。私はね、(山上容疑者ら)3人の甥と姪の依頼で統一教会から5千万円を2009年に取り返したんですよ。
引用:デイリー新潮
なんと1億円以上献金し、その後5000万円返還されるも、また母親がそのお金を献金してしまったようですから。
一戸建て住宅を売却しているのであれば、中古でも500万円~1000万円近くにはなっているはずです。
それでもその後自己破産を選んでいます。
→山上徹也容疑者は同志社大学に在籍した事実はないようです。同志社大学が正式に否定していました。
となると少なくても数百万円~1000万円以上の献金は行われていたのではと思ってしまいますが。
また、山上徹也容疑者の母親は、亡くなった祖父の会社の土地や不動産も得ています。
そしてその評価額は、合わせて4500万円~5000万円ほどになるようですから。
となると、山上徹也容疑者の母親はこれらの金額を献金に使ってしまい、その後自己破産した可能性もでてきます。
統一教会の過去の献金ノルマの事例
統一教会では過去にもその献金ノルマが注目されています。
カルト新聞の2011年の記事では、そのノルマ内容が記載されていました。
2011年には各家庭あたり100万円以上となる献金ノルマや、430万円の木箱の購入などが課されたと記載がありましたね。
新たな40日路程で教祖・文鮮明から8月24日~10月2日までに日本国内で3億2千万ドル(約300億円、約4千億ウォン)の献金を集めるよう指示が出された日本統一教会、一祝福家庭あたり100万円を超す高額の献金ノルマが課されたという話もある。他にも祝福家庭に対しては依然として430万円の木箱(8冊の教典などが入った“天福函”)の購入も促されている。
引用:カルト新聞
一般家庭で数百万円近い献金となれば、かなりの経済的負担となりますが。
他にも各家庭50万円など、多額の献金がノルマのようになっていたという話もあるようですが。
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