2020年に起きたヤマト配送センターでの殺傷事件。
当時パートで働いていた広野真由美さんが亡くなった事件です。
逮捕されたのは筧真一容疑者。
今回はヤマト運輸配送センターで起きた殺傷事件についてまとめています。
ヤマト運輸殺人事件のwiki風まとめ!
連行される際にこのピースをしている男こそが、ヤマト運輸配送センター殺傷事件の犯人です。
反省の態度があまりにもないということで、世間にも衝撃を与えたこの事件について、概要や流れなどをまずは解説していきます。
事件が起きたのはいつ?
事件が起きたのは2020年10月6日。
コロナ禍でオリンピックが開催中止となり、多くの人が自粛をしてステイホームなどをしていた時期です。
そんななか、残忍かつ卑劣な犯行が行われていました。
事件現場の場所とは
事件が起きた場所は神戸市北区にあるヤマト運輸の【神戸北鈴蘭台センター】です。
この敷地内で犯行が行われました。
事件の概要や流れ
こちらでは事件の概要や流れについて解説していきます。
事件前日
2020年10月5日に、事件の動機となる事件が起きていました。
筧真一容疑者がヤマト運輸をクビになっていたんですね。
その理由はというと・・・
- 筧容疑者の仕分け作業が雑なので男性社員が注意する
- 腹を立てた筧容疑者とけんかになる
- 亡くなった被害者女性が仲裁にはいるも、筧容疑者の手が女性に当たる
- ヤマト運輸はこれを暴力事件として、筧容疑者を即日解雇
殺傷事件がおきる前日に、実は会社をクビになっていた筧容疑者。
そして、被害にあった女性、そして男性らとはこの時にかかわっていたんですね。
そもそも勤務態度が悪くて問題視されていた筧容疑者ですが。すでに犯行の予兆があったといえます。
そしてその日のうちにバットと包丁を2本購入しています。購入していたのは【刺身包丁21センチ、少年用木製バット、本研ぎステンレス包丁】の3点。
事件当日
事件当日、筧容疑者は朝4時ごろに配送センターに向かい、まず前日仲裁に入ってきたパートの女性を包丁で刺して殺害します。
ちょうど被害者女性が出勤して、車を降りてきた直後を狙っているので、逃げる暇もありませんでした。
その時『ギャー』という悲鳴が聞こえたそうです。包丁は体を貫通して、そのまま女性に刺さったままの状態だったといいます。全身を数十か所刺されました。
さらにその後トラブルの発端となった男性社員に向かい、襲い掛かるも、男性は必死に抵抗して逃げます。
なんとか逃げた男性が通報して、駆けつけた警察により筧容疑者は逮捕されました。
その後の判決
その後逮捕された筧容疑者は懲役27年が1審で言い渡されていました。
しかし筧容疑者が控訴しています。
その後2022年9月14日に大阪高裁にて控訴を棄却。そして1審判決を支持しました。
残虐かつ言い逃れのない犯行ということで、控訴は棄却されています。
ヤマト運輸殺人事件の犯人の動機!現在やその後とは
こちらではヤマト運輸殺傷事件の犯人・筧真一容疑者についてまとめています。
犯人の実名や顔とは
今回のヤマト運輸殺人事件の犯人は筧真一容疑者。
顔もすでに多くのメディアで公開されています。
2022年時点で48歳となっている筧真一容疑者ですが、神戸市北区に住んでおり、今回事件のあった配送センターから車で5分ほどの場所の団地に住んでいたようです。
犯行動機とはなんだったのか
筧真一容疑者の犯行動機は完全なる理不尽な怒りでした。
前日にトラブルになり会社をクビになった筧容疑者ですが、その原因は被害者の男性と女性だと思い込み、逆恨みしています。
二人が結託して解雇に追い込んだという妄想を抱き、すぐさま犯行に手を染めています。
しかし、実はこの被害者女性は最後まで筧容疑者をかばっていたこともわかっています。
ヤマト運輸が暴力事件として警察沙汰にしようとしていたところ、被害女性はそれをとめようとしていました。
被害届を出さず、筧容疑者を擁護していたんですね。
『手が当たったのも自分に向けられたわけではない。自分は筧さんとの関係も悪くないから』
引用:yahooニュース
かばってくれていた女性に対して勘違いで怒り、殺害してしまった筧容疑者。被害者女性の気持ちを考えると無念で仕方ありません。
筧真一の経歴
筧真一容疑者は過去にも様々なトラブルを抱えていました。
住んでいた部屋では近隣との騒音トラブル。
以前の勤務先でも自分の運転ミスが原因で社長に怒られたのに、それに逆切れしていたそうです。
さらに、過去には警察官に手を挙げて公務執行妨害で逮捕されたこともあったといいます。
その後や現在はどうなった?
筧真一容疑者は現在控訴を棄却され、懲役27年の刑を待っている状況です。
しかし以前からの発言をみると、まったく事件について反省はしていないようですから。
『死刑にしてくれたらよかった。喜んで死んでやるよ』
こんな言葉を残していましたから。
こんな人物をかばおうとして、亡くなってしまった被害者女性が本当にかわいそうで仕方ありません。
ヤマト運輸殺人事件の被害者
被害者の廣野真由美さんとは
今回ヤマト運輸殺人事件の被害者は廣野真由美さんです。
パートとして勤務していた女性です。事件当時47歳でした。
しかし以前から勤務態度の悪かった筧容疑者をかばおうとしていたのですから、その人格がわかりますよね。
なぜこんないい人が亡くならなければならなかったのか。
被害者遺族のその後とは
遺族の方は事件直後に警察署を訪れ、安置された廣野さんを前にしてこういったそうです。
『なんでこんなことに・・・』
記者たちはもちろん誰も話しかけられる状況ではなかったようです。
それもそうですよね。無実で何も悪いことをしていないのに、突如刺されてこの世を去ることになるなんて。遺族の気持ちを考えるとやりきれません。
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