愛知豊明母子4人殺人放火事件の真相や父親の現在!

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愛知豊明母子4人殺人放火事件とは母と子供3人が殺害された上放火された痛ましい事件であり、犯人が現在まで捕まっていない未解決事件です。

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愛知豊明母子4人殺人放火事件事件の概要!なぜ事件は起きたのか

この事件は2020年3月31日「ザ!世界仰天ニュース」でも放送され、事件を思い出した方や初めて知った方も多いのではないでしょうか。どんな事件だったのかみていきましょう。

事件はいつ起きた?時代背景なども確認         

事件は2004年に起きました

新潟中越地震、イラクのサマワに自衛隊派遣、BSE問題で吉野屋の牛丼販売中止、鳥インフルエンザ問題、アテネオリンピックでメダル獲得最多37個、ニンテンドーDS発売、マツケンサンバがヒットした年でした。

そんな中この事件が起こりました。

事件現場はどこ?場所や住所も確認

事件現場は愛知県豊明市沓掛町石畑にある一軒家で、被害者の自宅です。

愛知豊明母子4人殺人放火事件の概要!当時の状況とは

事件概要を順を追ってみていきましょう。

火災発生

2004年9月9日午前4時25分頃被害者宅の一軒家から火が出ているのを見つけた近所の住人が119番通報しました。この火災により4人が亡くなりました。

亡くなったのは

母親:加藤利代さん(38)

長男:加藤佑基君(15)

長女:加藤里奈さん(13)

次男:加藤正悟君(9) 

父親は前日から仕事で帰宅しなかった為火事に巻き込まれず一命を取りとめました。

また事件当日は悲しくも次男の誕生日でした。

事件発覚

当初は通常の民家火災と思われていましたが、遺体が損傷していた上、灯油が撒かれた痕跡があった為、警察は殺人放火事件に切り替えての捜査本部を設置しました。

殺害後に放火という事件を何度か耳にしますが、火事の黒焦げの焼け跡からでも遺体の損傷状況や灯油が撒かれた痕跡まで早い段階で判明しますから、火をつけても証拠隠滅できないものですね。

この事件も火災事故ではなく第三者による殺人放火という事がすぐに判明しました。

遺体状況

遺体の状況は性別により異なっていました。

また遺体には抵抗した跡が無い為、時間帯的にも就寝中に襲われたものと考えられます。

  • 母親…2階寝室、ナイフで顔や背中複数刺される、肺に到達する程の深い傷あり、遺体に布団がかけられている
  • 長女…2階寝室、ナイフで顔や背中複数刺される、肋骨が折れている、遺体に布団がかけられている
  • 長男…2階寝室、頭を鈍器で殴られた跡、くも膜下出血と脳挫傷による死亡、遺体に布団がかけられている
  • 次男…1階居間、頭を鈍器で殴られた跡、くも膜下出血と脳挫傷による死亡

母と娘は10数回ナイフで刺されているのと、長男と次男は頭部を1撃で殺害しているのが特徴的です。

また殺害後に布団をかける行動は罪悪感からの行為とも言われていますので顔見知りの犯行の可能性があります。

凶器と侵入経路

ナイフや鈍器など家の中や周辺から凶器は発見されていません。

被害者宅に灯油は無かったので犯人が持ち込んで放火したものと思われます

また2階の長男の寝室が網戸で、それ以外は施錠されていました。仮に2階から入るとすれば梯子をかけなければ入れないですが梯子をかけた跡はありませんでした。

では犯人はどうやって侵入したのでしょうか?

考えられるのは鍵をあけて入ったという事です。

というのも普段からこの家では鍵を勝手口(玄関とは別の台所からの入口)に隠して置いていたのでそれを知っている人物か鍵を隠してる場所を知った者でしょう。 

となると以下が考えられます

  • 父親
  • 親戚 
  • この家族に恨みを持つ者

事件当日の父親

父親は前日から10日の締め日に追われ朝まで仕事をしなければならず、泊まりになる旨を母親に連絡しています。

父親は普段から深夜の帰宅になる際は家の鍵を持たず、勝手口に隠して置いてある鍵で入っていました。

これまで深夜の帰宅になるのは残業ではなく飲みに行った帰りでした。

締めに追われて朝まで仕事とは昭和の時代かブラック企業しか最近ではあまり聞かなくなりました。

しかし父親の会社はほぼ残業がなく、朝までかかるのはこの日が初めてだったようです。この日たまたま朝まで仕事だったのは火事に巻き込まれず運が良かったとも言えますが、逆に父親が怪しまれる事となりました。

父親へ火事の知らせ

先程も触れたように父親は残業がほぼ無い会社でこの日たまたま朝まで仕事となりました。

このことを知っていたのは家族と、父親と一緒に残業になった同僚です。

実際火事が起きて父親の会社へ連絡を入れたのは近くに住む父親の兄でした。

近所に住む父親の兄は火事が発生した時、父親だけ家にいない事や、朝方(朝4時25分)にも関わらず父親の会社に連絡を入れたのは、この日父親が朝まで会社で仕事だと知っていたのでしょうか。

火事に驚いて連絡が付くところへ手あたり次第電話をかけた可能性もありますが、父親の兄の行動を不思議だと感じる人もいるようです。

犯人の目的

家の中にある通帳や貴金属類など金目のものは盗まれていない為金品目的ではなく、遺体の状況などから判断して怨恨による殺人放火とみられています。

ただし母親にも子供達にも目立ったトラブルはなく殺害される理由は考えられません。

側から見ても分からない一方的な恨みを買ってる場合もありますから、犯人が捕まらない以上殺害目的は不明です。

飼ってた犬

この一家では番犬として芝犬を飼っていました。

普段はよく吠える犬でしたが、事件当日近所の住人は

犬の鳴き声を聞いた人はいませんでした。

また犬の首輪が外されており、被害一家の車の下に隠れているのを発見されています。

番犬が吠えていないということは顔見知りの可能性が高いと思われますが、事件を計画していた犯人が知らないうちに手懐けていた可能性もあります。

首輪が外されていた意図はわかりませんが、犯人は犬好きだったのか、犬は逃してやろうと思ったのかもしれません。

不審人物

●尾張小牧ナンバーの車

事件現場近くは名古屋ナンバーが多い中、尾張小牧ナンバーの緑のハイエースを30〜40代の男性が運転しているのを火事にかけつけた消防団員矢周辺住民がこちらの車を不審車両として目撃しているようです。

ちなみに助手席には人は乗っていませんでした。

様々な記事でこの車が不審だと書かれていますが、

「火事の前に何度かその車が家の前を偵察していた」とか「以前からその車に後を付けられていると家族が不審に思っていた」とか何も情報が出ていませんので

名古屋ナンバーが多いエリアの中尾張小牧ナンバーの車というだけで不審車両扱いになるのは個人的には薄いと思います。個人的にはこの車は関係がないと考えます。 

●被害者宅を開けようとする者

事件発生の約1年前、2003年7月夜8時半頃母親が地域の夜間パトロールに出ている間、家のドアをガチャガチャ開けようとする者が現れ、自宅にいた次男が不審に思い母親に連絡すると、母親は「絶対に開けちゃダメ」と言いました。 

また2004年に入り自宅を覗く不審人物を母親が目撃しています。  

さすがにこの状況は自分の家だと考えたら怖いですね。ドアをガチャガチャ開けようとして扉が開いたとして、空き巣目的か家に不在の時間を確認していたとも考えられます。

●女性の悲鳴

前日の夕方4時頃女性の悲鳴のような声を自宅周辺で聞いたという情報があるようですが、夜11時頃父親が自宅へ電話し、朝まで仕事になる旨連絡し際には特に変わった様子がなかったようなのでこの声は事件と関係ないと思われます。

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愛知豊明母子4人殺人放火事件の犯人は誰?未解決の理由と真相とは

この事件は未解決のまま現在に至ります。犯人は何の目的でそして誰なのでしょうか。

なぜ未解決なのか?その理由や原因とは        

この事件は犯人の目的が分からない事や、凶器などの物証がない事、目撃情報がない事に加えて20年近く過ぎてしまっている事から未解決のまま現在に至ります。

犯人の手掛かりが全くないので捜査が難航しているものと思われます。

有力な説や犯人像とは

犯人像については様々な説が挙げられています。

1つ1つ詳細を見ていきましょう。

父親

事件当日父親だけが家にいなかった為父親が犯人かもしれないと噂されています

また朝までの残業はこの日が初めてという話がありますが一緒に残業した同僚がアリバイを証言していますので少なくとも実行犯ではなさそうです。

仮に奥様と揉めていたとしても、子供3人を刺したり殴り殺して家に火を放つ事は考えにくいと思われます。

父親の愛人説

実は父親に愛人がおり、その女性は飲み屋のホステスで愛人のために借金までしていました。その為奥様とは不仲だったようです。

愛人と、本妻と離婚するしないで揉めた末、愛人が別れを告げられ逆上し殺人放火した愛人が犯人説があります。 

ネット上ではこの説が話題となり、「愛人が人を雇って家族を殺させたのでは」とも言われています。

もしくは愛人はヤクザの女で、それがバレて父親ではなく家族に被害がいったとも考えられます。

父親の詐欺事件被害者説

殺人放火事件の翌年父親は仕事で詐欺事件を起こし逮捕されています。

2005年3月約520万円会社PCで不正に取得

2005年5月5500万円の約束手形の騙し取り

これにより父親は有罪判決を受けました。

この詐欺事件発覚により、詐欺被害者が父親の家族を狙った犯行ではないのかという説が噂されました。

または父親が何らかのトラブルで家族を殺害され詐欺事件を実行せざるを得ない状況だったのかもしれません。

考察

一家4人殺人放火と父親の状況(愛人、借金、詐欺事件)を見て考察しました。

金に困っていた父親は良くないところから金を借りるも返せず、返せないならと借金取りに家族を殺害されたのではないでしょうか。(保険金で返せなど)

父親は1人生き残ってしまいましたが積極的に犯人探しをしている情報が出てこないのも、もしかしたらそういう事情から犯人を探しても関わりたく無いというものではないでしょうか。

解決への糸口となるポイントとは?最新情報など

この事件は父親は犯人に繋がる何かは分かっている気がします。

事件と父親を切り離して考えると家族がここまでされる理由がありません。

やはり父親が知ってることは全て話してもらうしか解決はないのかもしれません。

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愛知豊明母子4人殺人放火事件の父親の現在やその後とは?

この事件で唯一生き残った父親はその後どうしているのでしょうか

父親はどんな人物なのか

父親の加藤博人さん(当時45歳)は愛知県小牧市にある自動車部品のメーカーに勤務していました。

奥様とは職場結婚でした。

年収1000万以上もあり高級クラブなどに通い、ホステスと不倫をしていました。

また奥様とは離婚話もしていたようです。

ある意味離婚していれば家族の命は助かったのでしょうか。離婚しても事件は起こったのでしょうか。

父親の現在やその後

父親は現在火事のあった自宅から歩いていける距離にある親戚宅に住んでいるようです。

また事件現場となった自宅跡地で追悼式が毎年開かれていますが、父親は一度も顔を出してないとのことです。

マスコミにより父親が犯人かのような書かれ方に相当憤慨されているという記事がありました。

詐欺事件の件は罪を償い、愛人の事は今思えばバカだったと語られています。

おそらく追悼式に出ればまたマスコミに騒がれるので嫌なのでしょう。

被害者一家はどんな家族だったのか

父親博人さんと母親利代さんは職場結婚でした。

利代さんは結婚後仕事を退職しましたが、パートなどに出て積極的に仕事をしていました。

利代さんは地域の防災パトロールに出たり、子供の事を常に1番に考える強い母でした。

利代さんのお姉さまが取材に答えて苦しい胸の内を語っています。

利代さんととお姉さまは仲良くお互い子供がいるので合同で誕生会を開いて交流されていたそうです。

ある日突然利代さんと子供達が居なくなり心に穴が空いた感じだと話していました。

お姉さまのお子様方もショックを受けられている事でしょう。

事件が解決しないまま19年経ちました

現在時効は撤廃されているので捜査は続けられています。

犯人が逮捕され亡くなった4人が安らかに眠れる日が来る事を願います。

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