井の頭公園で起きたバラバラ事件。
あまりにショッキングな事件かつ、未解決事件でありいまだに多くの人の記憶にも残っているのではないでしょうか。
事件からすでに30年近く経過しようとしていますが、結局のところ真犯人や事件の真相はどうなっているのでしょうか。
こちらで事件の背景から現在、そして真犯人や真相についてまとめています。
井の頭公園バラバラ事件の概要!現場の場所やいつ起きたのかも確認



事件はいつ起きた?時代背景なども確認
この事件は1994年(平成6年)に起きました。
1994年は松本サリン事件、イチロー選手史上初200本安打達成、ソニーがプレステーション発売、中華航空墜落事故、米不足で価格高騰、ビートたけしがバイク事故を起こした年でした。
事件現場はどこ?場所や住所も確認
事件があった場所は東京都武蔵野市から三鷹市にまたがる井の頭恩賜公園(いのがしらおんしんこうえん)です。
井の頭公園バラバラの概要!凶器やその犯行内容とは
1994年(平成6年)4月23日午前4時頃、猫に餌をあげようとした清掃員の女性(59)が井の頭公園内のゴミ箱の中にある半透明のポリ袋をあげたところ人の足首を発見しました。
女性はすぐに警察へ通報、駆けつけた警察官が公園一帯を捜索すると27個にものぼる切断された人の手足や胴体の一部のパーツがポリ袋に入った状態で合計7ケ所のゴミ箱から発見されました。
事件発覚・犯行手口
猫に餌をやろうとしてゴミ箱の中の生ゴミが入ったポリ袋を開けて探すとはちょっと驚きましたが、清掃員は魚の切り身か豚肉に見えたそうです。まさか人の足首が出てくると思わなかったでしょう。この清掃員の女性により事件が発覚したのでこの事がなければ事件は闇に葬られていたかもしれません。
ポリ袋はすべて20㎝の不気味なほど同じ大きさで、中の遺体は関節などを無視して電動のこぎりのようなもので等間隔に切断されており血液は全て抜き取られていました。
この公園のゴミ箱はポストのような投入口で中が見えないタイプでした。
27袋分の遺体はからだ全体の約1/3程度で(重さ20kℊ位)胴体の大部分と頭部は見つからず手足の指紋は削り取られていました。
それにしても27個も公園一帯にこのような遺体の一部を捨てれば発覚する可能性は高く、隠蔽しようとするなら別々な場所に分散して捨てるか海など沈めるのではないでしょうか。
もしかしたら犯人は誰かに発見されてもよいと思ってのことなのかもしれません。
血液を完全に抜いてあるとは動物の剥製業者やエンバーミング技術のような医学的知識と技術者か、精肉業者や漁業関係者とも考えられます。
精肉業者はイメージしやすいでしょうが漁業関係者は洗濯機を使って魚の血抜きをすることがあるので血液を抜く知識があります。
Kさんが行方不明となってから公園で遺体の一部が発見されるまで34時間です。
切断から血液を完全に抜くまで短時間で何の痕跡も残さず完全犯罪を行えるのはプロの仕業と思われます。
遺体から判明したこと
遺体の一部とわずかに残った指紋からDNA鑑定の結果公園近くに住むKさん(35)と判明しました。
よって怨恨説は考えにくいとされています。
Kさんは4月21日高田馬場駅で飲み会の帰り、深夜0時頃新宿駅で同僚と別れてから行方不明となりました。
Kさんの家は吉祥寺から徒歩数分の場所にあります。
酔っていて間違えただけの可能性もありますが、お酒を飲んで酔っていたら尚更乗り換えなしの線で帰ると思いますが、新宿で降りる用事があったのでしょうか?
翌日4月22日夕方Kさんの奥さんは、いつもきちんと連絡をくれるまじめなKさんが連絡なしに帰宅しない事を不審に思い警察へ届け出をしました。
報道や警察の捜査
この事件はバラバラ遺体といことでセンセーショナルにメディアで取り上げられましたが、事件の3日後4月26日名古屋空港で中華航空墜落事故があり死者264人と大事故だった為メディアはそちらのニュースに集中して井の頭公園の事件はあまり取り上げなくなりました。
更に事件から11ケ月後にはオウム真理教による地下鉄サリン事件があり井の頭公園バラバラ事件の捜査本部は解散しその後は三鷹署だけで捜査することになりました。
中華航空墜落事故や地下鉄サリン事件がなければ捜査本部で大規模な捜査をされたものと思われます。
今までにないプロの手口で外国人の可能性もあり捜査本部が早くに解散されたことが事件を解決から遠のいてしまった可能性があります。
井の頭公園バラバラの犯人は誰?事件の真相や宗教説とは



なぜ未解決なのか?その理由や原因とは
この事件は犯人の有力な情報がないまま未解決で2009年4月23日公訴時効を迎えました。
亡くなったKさんと瓜二つだった露天商A(男)は周りも見間違うほど似ていたそうです。
顔以外にも背恰好、年齢など似た人物同士が偶然近所に住んでいました。
1994年頃は露天商が流行っていたので道端で外国人が無許可で商売したりすることも多かったようです。
しかし彼が排除しようとした外国人露天商は亡国の工作員だったのです。
露天商Aは結果的にその工作員の任務ができないようにしてしまった為、逆に彼らから命を追われる身となり全国を転々と逃げ回るハメになりました。
そんな時この井之頭公園でのバラバラ事件があり、Aは亡くなったKさんの顔写真を見た時あまりに自分に似ていたので、もしかして自分を殺そうとしてKさんが殺されたのでは?と思ったそうです。
私が思うに全国に逃げ回っても居場所を突き止める程のリサーチ能力がある工作員が人違いをするか疑問です。
Kさんと露天商Aは友人でも見間違うほどよく似ていたそうですが似ている人などいくらでもいますし、Aは全国を逃げ回っていたわけですが、事件のあった日Kさんがお酒を飲んでの帰りというのは逃げ回っているAがする行動ではない気がします。
もしこの事件が人違いにみせかけて見せしめ的な殺人であったとしたら何の関係もないKさんが気の毒でなりません。
犯人象や有力な説とは
この事件の犯人の有力説は諸説あります。具体的に見ていきましょう。
30歳位の男2人が怪しい説
この日JR吉祥寺駅横でKさんと似た男性が30歳位の男2人に殴られている様子が目撃されています。
そしてその事件当日の朝4時頃やはり30歳位の男2人が井の頭公園でポリ袋を持っている様子が目撃されています。
確かに2度の目撃情報は30歳位の男2人とKさんの行方不明になった時間や遺体が見つかった場所とかなり近く有力な情報だと思いますが、これだけの情報があっても解決していないのはこの2人の男が誰だったのか分かっていないという事なのでしょう。
交通事故説
Kさんが行方不明となった4月22日深夜0時頃公園近くで、車と人がぶつかったような大きな衝突音が聞こえたという話があります。
しかし私はこの説はないと考えます。交通事故を起こしたからといって血液を完全に抜いたり同じ大きさに切断したり、同じ公園内のゴミ箱に遺体を捨てるのは、ちょっと疑問に思う部分が多いからです。精肉業者が偶然人をひいて思いついたという不運が重なった可能性も無くはないですが。ここまでする可能性は低いと考えます。
評判のよくない病院説
吉祥寺にある評判のよくない病院が実は臓器売買に加担している説があります。
医療施設があれば今回のような血液を抜いたり切断したりできますが、仮に医療施設がそんな事に加担していたら恐ろしいですね。
病院でこんな事はないと願いたいです。
耐震偽装問題に巻き込まれた説
Kさんは一級建築士で事件から10年後に分かった耐震偽装問題に関わった会社からも仕事を受けていました。
この耐震偽装問題に巻き込まれて殺害されたという説があり警察も関連の会社を捜査した事が分かっています。
警察が関連会社を捜査して何も出てないのでこの説も薄いのかと思います。
宗教やオウム真理教との関連説とは
この事件には宗教が絡んでいる説があります。
Kさんは仕事の帰り同僚に車で送ってもらう際に何度か高井戸周辺で降ろしてもらったことがあるそうです。この場所は宗教団体が多く宗教絡みでのトラブルがあった可能性が噂されています。
マインドコントロールにより手際よく短時間での犯行で医学的知識のある集団の可能性からオウム真理教が関係している説があります。
今までに宗教絡みでの殺人事件が何度かニュースになっているのでこの事件でも関連があると噂されたのかもしれません。
被害者Kさんの奥様はそういった宗教には入っていなかったとおっしゃっています。
解決への糸口となるポイントとは?
私独自の考察になりますがオウム真理教絡みのトラブルか、人違い殺人で工作員が犯人の可能性です。
オウム真理教はオウム真理教付属病院というのを経営しており(現在はありません)医学の知識があるのと、あれだけの事ができる集団なので今回のバラバラ事件を起こしても不思議ではありません。被害者Kさんは何かトラブルに巻き込まれた可能性があり、オウム関連をもっと追及すれば何か糸口が見つかるのではないでしょうか。
また人違説では、露天商Aとトラブルの工作員が被害者Kさんの存在を知り、Aに脅しをかける為にKさんをバラバラ遺体にして、誰かに発見される可能性のある公園のゴミ箱に捨てたのかもしれません。
見つからず収集車で回収された場合の為に次の手段として頭と胴体を残したとも考えられます。露天商Aに詳しく工作員の情報を聞いて捜査すればよかったのですが外交問題にも発展するからか当時も工作員を捜査したか不明となっています。
井の頭公園バラバラ事件の被害者は誰?現在の遺族やその後とは



被害者は誰?実名や顔とは
被害者は井の頭公園近所に住む一級建築士の川村誠一さんです。
川村さんの写真が公開されていますが、優しそうでまじめそうな印象です。
人違いで殺害されてしまったのか、仕事でのトラブルなのか、奥様の知らない何か大きなトラブルでも抱えていたのか、事件が解決しない事には川村さんは浮かばれないでしょう。
被害者の遺族の現在やその後とは?
奥様は事件当時住んでいた家からすぐ引っ越されているようです。
事件が解決するまで同じ場所に住み続ける人もいれば、環境を変えて過ごしたいという方もいるでしょう。
お子様が2人いるそうなので奥様とお子様3人離れたところでひっそりと暮らしていることでしょう。
井の頭公園バラバラ事件にまつわる頭痛ホテルとは
井の頭公園周辺にある古いラブホテルが入ると必ず頭痛に襲われるという場所があります。
事件後、他にも井の頭公園で首無しの幽霊に遭遇するなどの噂話もあるようです。
そのような噂話が出るのもこの事件が世間に大きな衝撃を与えた事件であるからでしょう。
犯人が誰なのか、目的は何だったのか、犯行手段も残りの遺体も何も分からないまま未解決となっているとても気味の悪い事件です。
一日も早く事件が解決する事を願います。
合わせて読みたい関連記事












コメント