北関東連続幼女誘拐殺人事件の真犯人の名前や真相!なぜ逮捕されないのか

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北関東連続幼女誘拐殺人事件とは栃木県~群馬県で連続して起きた女児誘拐殺人事件です。

一連事件の犯人は捕まらないまま5件中4件は公訴時効を迎えています。

どういう事件だったのか見ていきましょう。

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北関東連続幼女誘拐殺人事件の概要まとめ!

事件は該当事件が4件、関連が疑われる事件1件も含め5件の事件が一連の事件とされています。

事件はいつ起きた?時代背景なども確認

事件は1979年(昭和54年)~1996年(平成8年)の間に起こりました。

関連が疑われる1996年の事件も含めてこの時代の主要な出来事を確認してみます。

事件1:1979年インベーダーゲーム大流行、ドラえもん放送開始
事件2:1984年ロス疑惑、グリコ森永事件
事件3:1987年バブル景気始まり、国鉄民営化でJRへ
事件4;1990年ポケベルが流行、バブル景気崩壊、大学センター試験第一回実施
事件5:1996年大阪でO-157集団食中毒発生、警察庁長官狙撃事件

時代背景を見ていくと、初めの事件についてはバブル前の事件であり、かなり前の事件だという事が分かります。

事件現場はどこ?場所や住所も確認

それぞれの事件の場所を確認していきます。

1979年栃木県足利市渡良瀬川河川敷
1984年栃木県足利市自宅から1.7㎞の場所
1987年群馬県 利根川河川敷
1990年栃木県足利市渡良瀬川河川敷
1996年群馬県太田市高林東

ざっとおおまかな場所を見ていくと栃木県足利市か群馬県太田市の2か所だという事が分かります。

北関東連続幼女誘拐殺人事件の概要!流れや経緯とは

事件場所で分かるように場所に共通点がある他にもいくつか共通点があります。

  • 半径20㎞圏内で起きている
  • 被害者の年齢は4~8歳女児
  • 5件中3件がパチンコ店で行方不明となっている
  • 河川敷で死体遺棄されている
  • 週末に事件が起きている(金~日、祝日)

あまりにも共通点が多すぎて同一犯でありそうな反面、同じような場所に何度も死体遺棄するとは犯人にとっても特定されやすい情報となるので、あえて同一犯に見せかけている何者かの意図がある可能性も考えられますね。

これらの事件概要を簡単にまとめましたので見ていきましょう。

5件の事件概要

・1979年(昭和54年)8月3日栃木県足利市

福島万弥ちゃん(5歳)が自宅近くの八雲神社で行方不明となり、8月9日渡良瀬川近くでリュックに全裸で入れられた状態の遺体で発見される

・1984年(昭和59年)11月17日栃木県足利市

長谷部有美ちゃん(5歳)が家族でパチンコ店に行き行方不明となる。1986年3月8日自宅から1.7㎞離れた畑で白骨化した死体で発見される。

・1987年(昭和62年)9月15日群馬県新田郡(現在の太田市)

大沢朋子ちゃん(8歳)が自宅近所の尾島公園で行方不明となる。翌年1988年11月27日公園から約2㎞の利根川近くで白骨化した遺体の一部が発見される。

・1990年(平成2年)5月12日栃木県足利市

松田真美ちゃん(4歳)がパチンコ店で行方不明となる。翌日5月13日渡良瀬川近くで全裸の遺体が発見される→通称「足利事件」

・1996年(平成8年)群馬県太田市

横山ゆかりちゃん(4歳)が家族でパチンコ店へ行き行方不明となる。現在まで発見されておらず、時効も成立していない為失踪事件として捜査中です。この事件は時効が成立していない事もあり関連が疑われる事件とされています。

これら5件の事件は現在まで犯人が捕まっておらず1996年の事件以外は公訴時効が成立し未解決事件とされています。

一連の事件の関連について

北関東連続幼女誘拐殺人事件と聞いて皆さんそんな連続事件あったかな?と思った方も多いのではないでしょうか?

この事件を並べてみると共通点が多く関連が疑われますが、各々のニュースは地元でのニュースで留まっており全国的に大きくは報道されていませんでした。

この一連の事件に関連があると気づいたのは警察ではなくジャーナリストの清水潔氏でした。清水潔氏は桶川ストーカー殺人事件でも警察より先に犯人を割り出した人物です。

清水氏は報道番組「バンキシャ」等で1996年の横山ゆかりちゃん事件を調べる過程で過去にも同じような事件が繰り替えされている事に気づいたのです。

これらの関連に気づき5件の事件が同一犯であると確信したのですが、その時既に1990年の足利事件で犯人として菅谷さんが逮捕されており、一連の事件が同一犯であれば菅谷さんが犯人ではない事を証明する必要があり、その為に菅谷さんのDNA鑑定のやり直しを求め再鑑定の結果冤罪だった事が判明しました。

清水氏は足利事件の菅谷さんの冤罪の証明にも一役買っていたったのですね。

有罪とされていた菅谷さんは2009年釈放、2010年無罪を言い渡されましたが、結果的に17年半もの機関刑務所生活を強いられました。

菅谷さんは刑務所でいじめに遭っていたとも言われており、無罪となったとはいえ時間は戻らないのと精神的肉体的苦痛は冤罪がなければ経験する必要はなかったでしょう。

冤罪の損害賠償は8千万円支払われたと言われていますが決して17年半の月日を思うと高い額とは思えません。

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北関東連続幼女誘拐人事件はなぜ未解決?真犯人の名前や真相とは

では犯人はいった誰なのでしょうか?そして何故現在まで未解決なのでしょうか?

犯人について見ていきましょう。

なぜ未解決なのか

この事件は犯人が分かっているにも関わらず未解決という事でも有名な事件です。

では何故犯人が分かっていて未解決なのでしょうか。

足利事件のDNA鑑定

北関東連続幼女誘拐殺人事件には足利事件での菅谷さん冤罪が関わっています。

足利事件では少女がパチンコ店で行方不明となった後、パチンコの常連客だった菅谷さんが警察に逮捕され有罪判決となり服役する事となりました。

そして清水氏の働きかけによりDNA鑑定のやり直しで菅谷さんが犯人ではない事が発覚したのですが、この時のDNA鑑定が精度の低いものだった為20年近く経って技術が向上し昔の鑑定結果に間違いがある事が分かったのです。

飯塚事件

足利事件の冤罪で判明した事により当時のDNA鑑定と同じ方法で有罪となった人物は他にも冤罪の可能性が考えられました。そして同じ時期にあった飯塚事件で犯人とされた人物は死刑が確定していたのですが、その男は一貫して無罪を主張し続けていました。

飯塚事件でもDNA鑑定が間違いだと判明してしまうと警察やDNA鑑定者のミスで冤罪が次々発覚してしまうと警察のメンツが丸つぶれとなる為なのか、菅谷さんのDNA再鑑定が判明した12日後飯塚事件で逮捕されていた男の死刑が急に執行されました。

このように一連の事件の犯人逮捕どころか足利事件の冤罪発覚後、捜査の過程で警察のメンツがつぶされていくような事態が出てきたからなのか捜査は進展しなかったのです。

足利事件の冤罪も酷いですが、飯塚事件の犯人とされた男の死刑執行のタイミングが良すぎるのか悪すぎるのか早い気がします。

真犯人の有力な説とは

では真犯人はいったい誰なのか、有力とされている説を見ていきましょう。

ルパン似の男説

5つの北関東連続幼女誘拐殺人事件の中の1996年横山ゆかりちゃん事件で、防犯カメラに映った男が他の事件にも関与した事をほのめかしており、ルパン三世のルパンに似ている事から「ルパン似の男」と呼ばれ、ネット上ではこの男の名前が「藤田」というものと、「市原学」というものが出ていますが、黒に近いとされながら警察は動いていません。

足利事件で菅谷さんの冤罪が判明したという事から犯人は別にいることになります。

冤罪発覚したのは事件から20年近く経っており20年近く警察は真犯人を野放しにしてきた事になります。

ジャーナリスト清水氏は警察が動かないならと自身の独自調査で、松田真美ちゃん事件で目撃されたルパンに似の男と横山ゆかりちゃん事件で防犯カメラに映ってゆかりちゃんと話をしていた男が同一人物だと見ていました。

清水氏は毎日栃木や群馬を行き来聞き込み調査の結果ルパン似の男の住所を特定しました。

住所を特定できた時点で警察へ連絡するも警察は動きませんでした。

これで警察が動かないのはかなりおかしいですね。

警察が動かないならと清水氏自らルパン似の男に会いに行き、男から松田真美ちゃん事件の日そのパチンコ店に行き松田真美ちゃんと会話した事まで男から聞き出しました。

それだけでなく、この男のDNA鑑定を清水氏独自に行い、何と松田真美ちゃん事件で採取された犯人の精液のDNAと完全一致したのです。

この一致というのは100兆人に1人というのは地球の人口が70億人と言われていますので2人存在しないという事でありルパン似の男が犯人だという事です。この事が発覚した時既に飯塚事件で死刑判決を受けて無実を訴えていた男(昔のDNA鑑定により犯人とされた男)は既に死刑が執行されていました。

この確率の高さの鑑定結果で逮捕しないとは絶対おかしいですよね。

ここまで科学的根拠があって動かない事件も珍しいのではないでしょうか。

なぜ真犯人の目星がありながら逮捕できなかったのか

何故ルパン似の男が犯人とほぼ判明したにも関わらず逮捕しないのでしょうか。

それはルパン似の男を20年近く経って逮捕してしまうと、足利事件の冤罪をクローズアップされ、飯塚事件での隠蔽のような死刑執行が問題視されてしまうので警察のメンツを保つ為にも未解決事件であった方が警察にとって都合が良いからだと考えられます。

横山ゆかりちゃん事件では公的懸賞金600万円もかけられ、犯人もほぼ特定できているのに捕まらないのは警察が敢えて動いていないからでしょう。

日本の警察は世界でもトップクラスに優秀だと言われていますがそんな話は都市伝説なのでしょうか。

真犯人逮捕より自分達のメンツが優先なんて事があるんですね。

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北関東連続幼女誘拐殺人事件のその後とは

被害者遺族などの状況

5つの事件の遺族は「足利太田連続未解決事件家族会」を立ち上げ時効が成立した4事件も含め現在も国などに事件の解明と再捜査を求めていらっしゃいます。

遺族にとっては時効なんてありませんからね。

一生犯人を探し出すまで諦められないでしょう。

時効後の報道や動き

足利事件で菅谷さんの冤罪は大々的に報道されましたが、その後真犯人を追跡する番組は殆ど目にしません。報道すれば警察批判が目に見えており。それにより警察をたたいてもマスコミも不利益を被るからだと言われています。

芸能人のゴシップニュースはいいのでこういう事件の追跡番組を是非して欲しいものです。

北関東連続幼女誘拐殺人事件によって変わったこと

一連の事件以降変わったと思われる事をまとめました。

パチンコ店18歳以下入店禁止

これらの5つの事件中3件がパチンコ店で行方不明となっています。

当時はパチンコ店へ子供を連れて行ってはダメではなかったのですが、これらの事件以降18歳以下のパチンコ店出入り禁止が厳しくなりました。

事件はパチンコ店が悪いわけではないのですが、コロナが流行り出した頃もパチンコ店が叩かれていましたし、批判の対象になりやすいので対応せざるを得なかったのでしょう。

マスコミに惑わされない

足利事件では誤認逮捕だったにも関わらず当時は犯人だと大きく報道し、冤罪だと分かると手のひらを返したようにニュースにしました。

その反面ルパン似の男にたどり着いた情報があるにも関わらず捜査が止まっている事は一切報道されていません。

こういう事が繰り替えされ、私達はマスコミに踊らされないようになってきたのではないでしょうか。

清水氏の著書「犯人はそこにいる」で北関東連続幼女誘拐殺人事件の取材内容を詳細に書いています。説得力ある文章と取材力に圧倒されましたのでご興味ある方は読んでみて下さい。清水氏がこの本の最後に犯人に向けた言葉が印象的でした。

「いいか、逃げ切れると思うなよ」

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