船橋18歳少女殺害事件の犯人の現在とは?テレビで放送できない真相に迫る

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この事件は2015年4月の事件当時、未成年の被害者18歳少女が同じく未成年の加害者18歳少女とトラブルの末、被害者少女が生き埋めにされ死亡するという残虐な亡くなり方をした衝撃の殺人事件です。

加害者少女と実行犯の男に少年犯罪では重い無期懲役の判決が下されています。

少女を生き埋めにするほどのトラブルや殺害動機は何だったのでしょうか?

この未成年の若者どうしの殺人事件について見ていきたいと思います。

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船橋18歳少女殺害事件の概要!現場の場所やいつ起きたのかも確認

未成年同士のトラブルから生き埋め殺人事件と発展した本事件の概要から見ていきましょう。

いつ起きた?時代背景なども確認

この事件は2015年4月19日に千葉県船橋市で起きた殺人事件です。

2015年といえばパリ同時多発テロや、過激派組織「イスラム国」(IS)に日本人2人が殺害された事件、東京五輪のエンブレム盗作が発覚、またマイナンバー通知がスタートした年であり熊谷6人連続殺人事件もこの年でした。

この年も色々な出来事がありましたが、まだコロナ前でオリンピックまであと5年と連日テレビでオリンピックに向けてのニュースをよく目にした記憶があります。

本事件についてはあまりテレビで大々的に放送されていた記憶がありませんが、その頃にこの未成年の未成年による生き埋め殺害事件は起きました。

事件現場はどこ?場所や住所も確認

事件が発覚した遺体発見現場は千葉県船橋市芝山町大里の畑周辺です。

この場所は成田空港からすぐの場所で、辺りはちょっと行けばゴルフ場がたくさんあるような山に囲まれた場所です。

のどかな場所で遺体は犯人の供述から「山の中」ではなく「畑」周辺の中から発見されています。

畑より山の森林の中の方が見つかりにくそうですが、何故見つかってしまいそうな畑に埋めたのでしょうか?しかも犯人の男の一人の実家近くに位置します。

色々疑問が出てきますが事件の概要を見て改めて考えてみましょう。

船橋18歳少女殺害事件の概要!凶器やその犯行内容とは

2015年4月事件は起きました。被害少女A(当時18歳)と加害少女B(当時18歳)は元々仲の良い友達同士でした。

AはBにお金や、洋服、卒業アルバムなどを借りていたのですが、Aが借りた卒業アルバムを返さないまま連絡が取れなくなったことでBは激怒し殺意を抱きます。

大切な卒業アルバムやお金を返してもらえなければ、貸したものはちゃんと返してよ!という気持ちも分かりますが、それが殺害とまで普通は思わないですよね。借りたものを返さないAも悪いですが、加害者のBはすぐに頭に血が上るタイプだったようです。

Bの怒りが止まらずAへの殺意を覚えたことで、Bは男性I(当時20歳)に相談します。

そして男性Iは手下のように扱っていた男性N(当時20歳)を誘い、Bの交際相手とされる少年C(当時16歳)が被害者Aと面識はなかったにもかかわらず犯行に及びました。

激怒したBが実際に犯行を実行してしまうのではなく、面識もない男性達がBの話だけで未成年の少女を生き埋めにしてしまった事は本当に怖い事です。

Bと男性Iの元、実際に穴を掘ったり土で埋めたりと実行したのはNですが、後の裁判でNは男性Iの話を断れなかったと言っています。

事件の内容を時系列でまとめると

では簡単に時系列で整理します

  • 4月19日夜にAさんが千葉市中央区の路上で歩いているところを男性I・男性N・少年Cが声をかけて車に乗せ3時間監禁。
  • 4月20日頭や口を粘着テープでぐるぐる巻きにし、手を結束バンドで縛り、財布を奪い、口に靴下を詰める。「殺さないで。死にたくない」と命乞いをするAさんを、船橋市芝山町の事前に掘っておいた1.5メートル程の穴にAを足は正座の状態で上半身は仰向けに入れて砂をかけて生き埋め。
  • 4月21日この男たちが翌日、友人たちに「今の俺最強」「人を容赦なく殺せる」などと殺人を自慢げに友人達に言いふらしていた為、それを聞いた人が船橋東警察署に通報し捜査が始まる。
  • 4月23日被害少女Aさんの両親が捜索願を出す。少女B美、男性N、少年Ⅽが逮捕される。
  • 4月24日所在が分からなくなっていた男Iが警察に出頭。

翌日に自慢げに殺人をした事を周囲に話すとは信じられません。

こんな事ができる自分はすごいとでも思っての自慢なのでしょうか?仮にお金をもらっての犯行であれば周囲の人に話さないと考えられます。いずれにせよ全く理解できませんね。

加害者Bが男性に相談していなければこんな事件は起きてなったのかもしれません。

凶器や犯行内容の詳細

ここで凶器のポイントをまとめます

・埋められた穴

Aが埋められた穴は事前に男性Iの実家近くの畑に「女の子が入るくらいの穴を掘っておいて」と頼まれたNがスコップで穴を掘ったものでした。

かなり計画して準備していますね。殺害を実行に起こすIも、女の子を埋める穴と聞いて穴を掘ってしまうNも当時20歳です。こんな事ができてしまう思考回路が理解できません。

・穴を掘ったスコップ

このスコップは男性Iの実家にあったスコップでした。

そんな身近なものを使ったらすぐ足がつくなどの考えはなかったのでしょうか?しかも実家のスコップで実家の近くの畑に穴を掘っています。

この事件を知れば知るほど残虐な事件の反面、行動が浅はかな気がしてなりません。

・粘着テープ・結束バンド・靴下

男性Iと男性Nは千葉県内のホームセンターで犯行に使われた粘着テープと手を縛る結束バンド、口に入れる靴下を購入しています。

何か事件が起こると犯人は凶器をホームセンターで調達しますね。ホームセンターって考えてみれば凶器の宝庫だなとふと思いました。

練炭、金づち、ロープ、セメント、農薬、カマ、鉈(なた)、のこぎりなど。案の定この事件の凶器もホームセンターで調達してきますね。

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船橋18歳少女殺害事件の犯人は誰?加害者の現在や事件の動機とは

犯人は誰?加害者の実名や顔とは

犯人は実名も写真も公開されています。

ネット上にかなり顔写真が出ていますので見ていきましょう。

加害少女B美

湯浅成美(18歳)事件の発端となる少女、アルバイト勤務。

男性I・男性N

男性I・・・井出祐樹(20歳)無職男性(写真右上)

男性N・・・中野翔太(20歳)無職男性(写真右下)

少年C・・・16歳、湯浅成美と交際していたと思われる元鉄筋工。

事件内容を知って見ているので犯罪者というフィルターがかかっているのもありますが、何か顔を見るとぞわっとします。まだ若い犯人達ですが犯罪をやってしまいそうな印象といいますか。

人は見た目によらないのではなく「見た目による」がしっくりくる感じがあります。

犯人の動機は何だったのか?

加害者Bは卒業アルバム、お金、洋服などを返してもらえなかった事です。

お金は10~20万位貸していたようです。

それに加えて被害者Aは他の友人にも卒業アルバムを借りて返さない事を知ったBは借りたものを返さない癖のあるAに腹を立てていたようです。

Aと連絡が取れなくなった事でとうとうBの怒りが爆発しました。

Aは何故他の友人にも卒業アルバムを借りていたのでしょうか?

当時ホスト通いの為にお金が必要で風俗店で働く為、風俗店の面接で卒業アルバムを使っていたようです。

風俗店の面接に卒業アルバムを持っていき18歳以上だという証明の仕方があるのでしょうか?そもそもAさんは高校中退していますので、卒業アルバムには載っていないハズですよね。

いずれにせよ物を返さない事で生き埋めにする事到底理解できるものではありません。

犯人に下された判決

千葉地裁により少女B、男性I、男性Nには無期懲役の判決が下されました。

少年Ⅽは家庭裁判所送致後、少年院に送致されています。

それぞれの裁判でこの加害者達が発言した内容を一部まとめました。

少女B美

少女は起訴内容に対し殺意がなかったと述べています。

被告人尋問より少女B美が遺族に謝罪していないことに対し「事の重大さが分かっていないのに中途半端なことはできない」とし、被害者少女の父親は「死刑を求めます」と求刑しました。

その後2019年無期懲役が確定しています。

この少女は遺族の心情を逆なでするような事を言っている感覚はないのでしょうか?どうしたら人はこんなに非情になれるのでしょうか?悲しいというか怖いです。

男性I

男性I(少女Bに最初に相談された男)は起訴事実に対して強盗殺人などについて否認しました。

そして男性N(男性Iの手下のような扱いの男性)の証言により事前に掘った穴について、男性Iに「あれだけ掘っておけば死ぬ」と言われたと言っています。

この男性Iは母親はおらず父親と生活していましたが、2歳の時父親の実家に預けられ、16~17歳くらいにまた父親と生活を始めたそうですが、またすぐに別居したということです。

ちょっと複雑な家庭環境ですね。

検察側は殺害方法の実行案など黒幕として指示、仕切っていたとして2018年無期懲役が確定しています。

これだけの事をしておいて否認するとは罪の意識がないのですね。複雑な生い立ちは犯罪をおかしてしまう背景となるのかもしれません。

虐待を受けた子供は虐待してしまう事例のように、人は十分な愛情を受けないと人に酷い事をしてしまう可能性があります。

この男性Iが虐待までの情報はありませんが、親に大切にされてこなかった事は見て取れます。そういう意味では男性Iの家庭環境も事件につながる負の連鎖のひとつと言えるのではないでしょうか?

男性N

男性N(男性Iの手下扱いの男)は罪状認否で間違いありませんと認め、被害少女や遺族に対しても謝罪しています。

彼は男性Iの指示に断れなかったと言っています。

そして被害少女を生き埋めにした事について、被害者少女が泣きだした事で「女性の声が近くの民家に聞こえて発覚するではないかと焦って急いで埋めた」と言っています。

彼も男性Iと同様、家族関係が複雑で両親と疎遠で祖母と同居していたようですが、その祖母とも関係が良くなかったそうです。男性Iとつるむ事でしか自分の居場所がなかったからの行動だったのでしょうか?

実際に手を下した実行犯として、2017年無期懲役が確定しています。

少年C

この鉄筋工の少年Ⅽは逮捕監禁事実で家庭裁判所に送致後、少年院に送致されています。

強盗殺人の罪では不起訴となっています。

この少年Cは手を下していないものの何故こんな事件に関わったのか、誘われて悪ノリしてしまったのでしょうか?

加害少女Bとの交際情報がありますので加害者Bと同じ気持ちだったとでも言うのでしょうか?

未成年であっても、付き合っている彼女があいつムカつくから殺すと口走っていたら「この女はヤバイ」と思いませんかねえ。10代の頃のお付き合いってもっと毎日楽しいものではないでしょうか?

この少年Ⅽについてはあまり情報が出てきませんが、一番巻き込まれてしまったある意味彼も被害者なのかと思いました。

犯人の現在は何してる?

湯浅成美、井出裕樹、中野翔太は無期懲役が確定した為現在服役中です。

少年Cについては直接的な犯罪に手を出していない為少年院送致後、現在について詳細はありませんがもしかしたらもう世の中に出てきている可能性もありますね。

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船橋18歳少女殺害事件の被害者は誰?現在の遺族やその後とは

当時まだ18歳だった被害者の少女Aはいったいどんな女の子だったのか彼女について見ていきましょう。

被害者は誰?実名や顔とは

被害者少女Aさんは野口愛永(のぐちまなえ)さんです。

愛永さんは中学校2年頃から年上の男性とおつきあいをするようになり、この頃から徐々に学校に行かなくなります。

その後高校も中退しあまり家にも帰らない日々が続きました。

ホスト遊びにハマり、お目当てのホストの為にシャンパンタワーなどをして、ツケでお金が必要となり加害者である湯浅成美にお金を借りたり風俗店でアルバイトをしていました。

そして卒業アルバム、洋服、お金など返さず連絡が取れなくなった事で加害者湯浅成美の怒りが爆発し事件となります。

被害者の野口愛永さんの写真はネット上にかなり出ていますが、いまどきの女の子という印象です。事件の残虐さを考えると写真を見るたびに悲しくなります。

被害者の遺族の現在やその後とは?

被害者遺族の現在についても気になるところですね。

現在の情報は詳しく出ていませんでしたが、事件当時、被害少女は外泊が多かった事やホスト通いからの風俗店勤務、生き埋め殺害の一連を考慮すると遺族の方はそっとしておいて欲しいのではないでしょうか?

事件の経緯や状況から詮索せずに、ご遺族の方の心情を察してあげるのが良いのかもしれませんね。

船橋18歳少女殺害事件によりその後変わったことは?

この事件は非常に残虐非道な殺人事件でした。

この事件がきっかではないかもしれませんが、こういった少年犯罪が起きるたびに少年法改正の声があがってきました。

2021年、成人の年齢を20歳から18歳とすることもあり、2022年4月1日の少年法改正で18歳と19歳を特定少年という扱いとし、17歳以下とは異なる成人と近い刑となります。

この事件がきっかけではないにせよ18歳、19歳も今までのように「未成年」という守りはなくなり、今後は厳しい量刑となることでしょう。

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