京都精華大学通り魔事件の犯人やその後は?現在の被害者家族や真相に迫る!

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2007年1月15日に起きた、京都精華大学通り魔事件。10年以上経った今でも、記憶に新しい方は多いのではないでしょうか。

様々な目撃情報などがありつつも、まだ犯人が捕まっていない未解決事件なのですが。

いったい犯人は誰で何の目的で事件を起こしたのでしょうか。

今回は、未だに捕まらない犯人や事件のその後について、また被害者の家族について、深く調べてみたいと思います。

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京都精華大学通り魔事件とは?事件内容からその内容を確認

京都精華大学通り魔事件の現場となった場所は?

京都市左京区岩倉幡枝の幹線道路の路上で、事件は起こりました。畑に囲まれた、閑静な住宅街だったようです。

京都精華大学からは、南東およそ600m、叡山電鉄木野駅からは南に約100m程の場所でした。住宅街で起きた犯行、何故犯人は犯行を目撃されることなく及ぶことができたのでしょうか。

京都精華大学通り魔事件はいつ起きた?

2007年1月15日、午後7時50分頃に起こったようです。被害者男性は、学校から自転車で友人宅に向かうところでした。

1月の午後8時頃なら、だいぶ空も暗くなっています。加えてその時間は、夕ごはんを食べている家庭も多いのではないでしょうか。犯行時の目撃情報がないことは、日時のせいであると思われます。

京都精華大学通り魔事件の概要とは?

京都精華大学マンガ学部1年性の男性が、大学で講義を受けた後に学校から自転車で友人宅に向かう途中に、京都市左京区岩倉幡枝の歩道で犯人と鉢合わせになって口論となりました。

その後に道路脇の畑まで追いかけられて、小型の刃物(幅約1~2cm)で胸や腹など数十ヶ所を刺されたと見られています。

第1発見者が事件現場を自転車で通過した時、不審な男が畑に背を向け車道に座り込み、その後ろの畑に被害者が倒れているのを目撃しました。

気になったので30秒後に現場に戻ると、男の姿は既になく、代わりに被害者が携帯電話を横に血を流して座り込んでいたそうです。

また、第1発見者の通行人が発見した時には被害者に意識はあり、刺されたことを伝えて通報を頼んだそうです。

午後7時52分、事件現場に到着した京都市消防局救急隊員によって病院に搬送されましたが、搬送先の病院で亡くなりました。

また、通報後に到着した下鴨警察署員には、「犯人は面識のない人だった」と被害者は述べていたそうです。犯人と被害者は顔見知りではなかったようで、口論の末に殺されてしまうなんて本当に恐ろしいです。

京都精華大学通り魔事件が話題となった理由は?

当時話題となった京都精華大学通り魔事件ですが、話題となった理由があります。

犯行後の目撃情報から、犯人は興奮すると顔や上半身を左右に振り、言葉尻に「アホ」や 「ボケ」などと連発し、加えて外斜視で目の焦点が合っていないこと、外国製の登山靴を履いていたなど、特徴のある犯人でした。

顔のイラストも公開されています。また、犯人はママチャリ風の自転車(軽快車)に乗っていたようなのですが、事件現場は遠くへ行くには山を越えなくてはならなくて、自転車に乗っていたということは近隣住民の可能性が極めて高いです。

以上より、犯人はすぐに特定されるものと思われていましたが、14年経った今でも犯人は捕まっていません。

こんなに特徴的な犯人なことに加えて、近隣住民の可能性が高いのに、どうして未だに捕まらないのでしょうか。

京都精華大学通り魔事件の当時の報道や世間の反応

当時の報道では、犯人の年齢は20~30歳くらいであること、身長は170~180cmであること、髪はボサボサでセンター分けであること、服装は黒っぽい上下であることが報道されました。

また、黒っぽいママチャリのような自転車(軽快車)に乗っており、現場の畑に残された足跡から、足の大きさは27~29cmであると言われました。

加えて、前述の通り興奮すると顔や上半身を左右に振り、言葉尻に「アホ、ボケ」と連発し、目の焦点が合っていないということも報道されました。

やはり、特徴的な犯人像に加えて近隣住民である可能性が高いため、すぐに捕まると予想されていました。今でも私たちの生活に溶け込んでいると思うと、本当に怖いです。

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京都精華大学通り魔事件の犯人は誰?実名や顔から正体を調査

京都精華大学通り魔事件の犯人は誰?名前や顔とは?

残念ながら、犯人の名前と顔は特定できていません。しかし複数の方が、犯人と被害者と思われる2人が口論をしている現場を目撃しています。

また、被害者が道路脇の畑に倒れていて、そばの歩道では犯人がしゃがんでいたのが目撃されています。そのため、似顔絵は2枚公開されています。

目撃情報が多いのに捕まらないなんて、犯人は一体どこに逃げたのでしょうか。

しかしこの事件は、小金井アイドル殺傷事件の犯人である岩崎知宏受刑囚が犯人であるという可能性も示唆されています。

証拠としては、身体が大柄であること、目の焦点が合っておらず外斜視であること、髪型はボサボサでセンター分けであること、京都精華大学通り魔事件の犯人の似顔絵にあったように、左鼻脇にほくろらしきものがあることなどがあります。

また岩崎受刑囚は、高校中退後に京都に庭師として修行に出ているため、通り魔事件の時期と一致します。太秦に住んでおり、通り魔事件現場とは8km離れています。

犯行手段はナイフでめっさ刺しだったことも、通り魔事件と似ていると思います。

京都精華大学通り魔事件の犯人像や現時点での情報を確認!

犯人の特徴ですが、前述でも挙げた通り、身長は170~180cm、年齢は20~30歳くらい、ボサボサの髪を真ん中で分けている、興奮すると顔や上半身を左右に振り言葉尻に「アホ、ボケ」と連呼するそうです。

また、黒っぽい婦人用軽快車であるママチャリに乗っており、27~29cm程のサイズのイタリアのメーカーの登山靴を履いていたという情報も公開されています。

しかし、同じ靴底を複数のメーカーが採用しているため、靴の断定には至ってないそうです。

こんなに特徴的な犯人が捕まらない理由は、何でしょうか。

京都精華大学通り魔事件のような犯人はどんな人物?

複数の目撃情報から、被害者が歩道の右側を自転車で走っており、犯人が歩道の左側を走っており、ぶつかりそうになったため、自転車の通行を巡って口論となったそうです。

現場である歩道は、約1.5m先に畑がありますがガードレールは設置されておらず、更に街灯の少ない夜道のため、自転車同士がすれ違う時に畑に転落する恐れがあったことも、口論となる理由であったと考えられます。

犯人は、以上の口論によって激昂して、殺害に至った可能性が高いです。

このような事件の犯人は、激昂すると周りが見えなくなって何をしでかすかわからないといった特徴があると思います。

些細なことで激昂されて殺されてしまうなんて、そんな恐ろしい人がいることに衝撃です。

京都精華大学通り魔事件の犯人の生い立ちや家族

犯人について、生い立ちや家族に関する情報は挙がっていません。しかし、閑静な住宅街をママチャリで通っていたことから、近隣住民である可能性が高いです。

また、犯人の激昂する性格や、興奮すると「アホ、ボケ」と連呼する特徴、小型の刃物を所持していたことから、家庭環境に問題があった可能性も高いと思われます。

また、今までにもトラブルがあった可能性が高いと考えられます。

京都精華大学通り魔事件はなぜ未解決事件となっているのか。

前述の通り、犯人は特徴的な人物であり、近隣住民の可能性が高いです。

一時期、犯人は精神病患者で入院しているため、報道規制が貼られているのではないか、という予想もありましたが、精神病患者で入院しているとしても、逮捕されたという報道はされるはずです。

また小型の刃物を持っていたことにより、空き巣目的の犯人が下見に来ていた最中だった可能性も示唆されています。他には、海外逃亡や死亡の線も考えられます。

いずれにしても、被害者や遺族のためにも、犯人が早く逮捕されることを祈ります。

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京都精華大学通り魔事件のその後は?被害者家族や真相に迫る!

京都精華大学通り魔事件の被害者は誰?

京都精華大学1年生の千葉大作さんです。当時20歳でした。仙台出身で、漫画家を目指しており、日本で唯一マンガ学部のある京都精華大学に進学をしたそうです。

被害者は明るい性格で、クラスのリーダー的な存在だったそうです。

知人からも、「トラブルなどは聞いたことがない」と言われています。そんな夢を持った青年の死は、本当に辛いですし心が痛みます。

京都精華大学通り魔事件の被害者家族の現在とは?

2021年1月15日、母親の淳子さんは事件現場を訪れて法要した後、叡山電鉄出町柳駅で、被害者が大学入学時に初めて書いたイラストを公開して、

「漫画家になった大作を見守りたかった。ずっと長く一緒にいたかった」と、悲痛な思いを訴えたそうです。

午後6時半から、京都府警の捜査員と出町柳駅で、広報活動を実施されました。犯人の似顔絵が書かれたティッシュを乗降客に配り、「未解決事件です。情報提供をお願いします」と訴えかけました。

淳子さんは報道各社の取材に応じ、「(犯人は)大作の命を奪って、何事をなかったかのように過ごしていくことはできない。自首を強く望む」と、事件解決への思いを語ったそうです。

今も、被害者家族は事件解決のために活動を続けています。一刻も早い事件解決を願うばかりです。

京都精華大学通り魔事件に新たな情報はある?

京都府警によると、これまでに約6万人の捜査員を投入し、約1200件もの情報が寄せられているそうですが、未だに事件解決の糸口は掴めていません。

情報募集の立て看板は未だに現場に置かれており、花なども供えられているそうです。

解決に繋がる情報には、最高300万円の捜査特別報奨金の適応をしており、2020年12月にも適応を更新しました。

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京都精華大学通り魔事件をモチーフにした映画やドラマはある?

京都精華大学通り魔事件の映画やドラマなどはある?

京都精華大学通り魔事件をモデルにしたと思われる作品として、「チェンソーマン」で有名な藤本タツキ先生の「ルックバック」があります。

漫画家の才能があり、美大に進学する少年と、美大に進学せずに漫画家としてデビューする少女の二大主人公です。

美大に通う少年は、大学にいる時に斧を持った男が侵入されます。実はこの男、主人公に漫画を真似されたと思い、激昂して襲ったのです。

学生が12人殺されてしまい、その内の1人が主人公でした。もう1人の主人公は空手をやっていたため、斧を持った男を撃退できたかもしれません。

しかし、それは起こらなかった結末なのです。劇中で事件が起きた日は1月15日で、京都精華大学通り魔事件と同じ日です。

主人公の名前の京本も、京都精華大学から取ったと言われています。

京都精華大学通り魔事件を題材にしたのは不謹慎にも思えますが、日常で起こった予想しなかった事件から、1歩間違えば自分もそうなっていたかもしれないという、切迫感が感じられます。

日常は、突然脅かされることもあると思うと、本当に恐ろしいです。

京都精華大学通り魔事件と似たような事件は他にもある?

1959年1月に起きた、荒川連続自転車通り魔殺傷事件が似ています。

事件の概要としては、1959年1月27日の夕方、東京都荒川区内において黒っぽい皮のジャンパーを着て自転車に乗った15~16歳くらいの少年が、若い女性を追い抜きざまに刃物で胸を刺しました。

この日の1時間の間に、8歳の女児を含む10人が被害にあい、その内16歳の少女が死亡しました。1974年には、犯人特定・逮捕には至らず、公訴時効となりました。

犯人が自転車に乗っていた点、犯人は近隣住民の可能性が高い点、未解決事件となっている点が、今回の京都精華大学通り魔事件と類似していると言えます。

このような、無差別殺害事件は、いつ誰が襲われるかわかりません。自分が襲われることだって、もちろんあります。被害者の方々のご冥福を心からお祈り致します。

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